| 番号 | タイトル | 著者 | 掲載誌 | 日記 |
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| No.48 | 『シングルマザーなの!?』 | 板本こうこ | 『Be・Love パフェ』 5号 | 1997.03.26 |
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板本こうこさんのコミックって、なんだかとっても久しぶりに読んだ気がします(笑) 今回のヒロインも、なんだか呆けてるようでいて、しっかりものだったりするのね。好きです。 人生なめてる、っていうけれど、紫野は『人生なめててどこがいけないんじゃい』という奴です(苦笑) だって、起こってしまったことは起こってしまったことだし、やってしまったことはやってしまったこと。おてんとうさまに文句いったところで、起こってしまったことが起こらなかったことにはなりゃしませんし、だから、あんまり、『自分の人生をコントロールしよう』なんて一生懸命になっても無駄骨に終わるんじゃないかな、と思うのですわ。常に予想外の事態は発生するし、いつのまにやら思ったところと違うところに来ちゃうのはよくあることだもんねぇ。『人生なるようになる』と思っていたほうが、キリキリしないですんでよろしいんじゃないかと。 なにもかもを「自分の思い通りにコントロールしよう」なんてするとストレスがたまるんじゃないかなぁ(<極論?) 今回のヒロインの貴子さんも、そんな感じじゃないかなぁと、ふと思いました。 円満にお別れした恋人の子どもを妊娠していることに気づいた貴子さんは、23歳。まだ、就職したばかりのごく普通の女性です。 で、彼女はひとりで産むことに決めて(悩まなかったわけじゃなかろうに)、ひょうひょうと、ごく普通のことのように妊婦生活を始めますが・・・。 貴子さんがあまりに楽天的なので、両親も、姉も、友達も、心配のあまりキレるんだけど、本人はあいかわらず、ほよほよしているあたりが、ぢつにいいですね。だって、いくら基本的にそういう性格だから、というところがあるにしても、悩んだり、将来のことで不安になることがまったくないはずがないわけだし。(ほんとに、ないということもあり得るけど。) あえて、ほよほよと楽天的なのは、たぶん、暗く悩んだって、起こっちゃったものは起こっちゃったから、なんだと思うのだよね。子どもを産むと決めた以上、それが一番のおおもとにあるのなら、後のことは、思い悩んだって、しかたないことだものねぇ。何が大事なのか? 何が一番譲れないものなのか? を分かっていさえすればいいじゃないかと思わせてくれて、嬉しかったですわ。 まぁ、子どもは産んでからのほうが大変です。貴子さんも身をもってそれを経験することになるのだけれど、やっぱり、楽天的なところはずっと変わらないのね。 そういう人生いいですよね。紫野は、こういうのこそ、『人事を尽くして天命を待つ』ってやつじゃぁないかと思うのです。『笑う門には福来る』などともいいますしね。
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